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「ドイツの火砲 制圧兵器の徹底研究」 [旧ドイツ軍]

ドイツの火砲―制圧兵器の徹底研究

ドイツの火砲―制圧兵器の徹底研究

  • 作者: 広田 厚司
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 文庫

第二次世界大戦中のドイツ軍が使用した、全ての火砲やその支援装備について詳細に解説された本です。

データ的な記述が多いので、読んでると眠くなる点は「大砲入門」同様です。

これらは読み物というよりは、辞書的な使い方をするのが正解かもしれません。

そういう意味では、巻末に兵器名による索引が載っていて便利です。

 

もちろん伝説の8.8㎝/36・37・41高射砲や、カールグスタフ列車砲なども掲載されていますが、他に鹵獲砲や装甲列車、音響・光学・レーダーなどの総合防空システムなど、兵器のスペックのみならず運用面での解説が実に興味深く、また320項という適度な分量でコンパクトにまとめられています。

内容と共に、企画が良かった一冊だと思います。


「ジェット戦闘機Me262~ドイツ空軍、最後の輝き~」 [旧ドイツ軍]

ジェット戦闘機Me262―ドイツ空軍最後の輝き

ジェット戦闘機Me262―ドイツ空軍最後の輝き

  • 作者: 渡辺 洋二
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫

ジェットエンジンの発想自体は案外古く、イギリスなどには大戦前にすでに実物を自費開発で稼動させたツワモノ研究者もいたが、当初極めて燃費が悪かったジェットエンジンは実用化にはまだ時間が必要と判断され、イギリス軍に採用されることは無かった。


一方ドイツでは、ダイムラーベンツ社とユンカース社がジェットエンジンの開発に乗り出し、そのうちユンカース社が並みならぬ粘りを見せて遂にモノにしてしまった。
機体の方もハインケル社が積極的に取り組み、他社に先駆けて幾多の試作機を完成させた。


しかし、爆撃機メーカーの同社に戦闘機を作らせて負担が増えることを嫌ったのか、あるいは単にハインケル社が嫌いだったのか、そもそもジェット戦闘機の存在意義が無いと判断したのか(おそらくは全ての理由によって)、いずれにせよ後発のメッサーシュミット社案が採用される前にハインケル社案が採用されることは無かった。


レシプロエンジン(普通のプロペラ機用のピストンエンジン)での限界を超える斬新なメカニズムを生み出しておきながら、またしてもドイツにアイデアをさらわれてしまった格好のイギリスだが(戦車の発明もイギリス)、さしもの工業国ドイツをもってしてもジェットエンジンの実用化には非常な時間と手間を要したところを見ると、敬遠という判断も無理も無いところかも。


質の低い燃料でも稼動したり、構造が単純だったり、新技術というイメージの割には意外な面が多いジェットエンジン。
これが発明され、ヒトラーの妄言に悩まされつつもドイツのメーカーによって初めて実用化された黎明期の顛末を記す。


出版:サンケイ出版
著者:渡辺 洋二
価格:\500


ドイツ機甲師団 [旧ドイツ軍]

ドイツ機甲師団

ドイツ機甲師団

  • 作者: 加登川 幸太郎, ケネス・マクセイ
  • 出版社/メーカー: サンケイ出版
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 文庫

確か浪人生の頃に古本屋で買ったんですよ。

それを今まで放置していたというのも凄い話です(かれこれ10年以上経ってます;)。

 

この本を読んで、僕は3号戦車と4号戦車の位置づけを正しく学びました。

そして、ドイツ装甲師団が最強と言われた頃の先進的な機動戦術について学習したのです。

 

最強装甲師団を作ったのはヒトラー。

その戦いをぶち壊したのもヒトラー。

世紀の一人舞台を演じた男の陰で泣いた優秀な指揮官達は、戦後もその戦術思想を高く買われて各方面で活躍しています。

 

ところでユーズド価格¥1ってすごいですね。

これも売れたらマージンはカウントされるんでしょうか(2%未満なんですが;)


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